とうみぃ食べな~幼い頃の思い出 [料理]
また暑い季節がやって来ました…
この季節になるとなんとなく
幼い頃、母と一緒に行っていた
母の実家へ里帰り中の出来事を思い出します。
普段から電車には乗っていましたが
いわゆる特急クラスの特別な電車に乗ることはめったに無く、
母が年に1度だけ夏休みに実家に帰郷する時にだけ利用する
特急電車に乗れるのがとても楽しみでした。
普段乗る電車とは違い、指定席だし、
座席も回転することが出来て向かい合わせにすると
家族だけのプライベートな移動空間を
つくりだす事が出来た事を
子供ながらに興奮していたものです。
さらに極め付けは車両間に自動販売機が設置してあり
ドクターペッパー(懐かしいっ!)を飲みながら
車窓から景色を眺めるのがお気に入りだったんです。
そんな特別な体験ができる時の事は
その旅行の全ての出来事が鮮明に記憶に残るものなのか
今でも目を閉じ、その時のエピソード思い起こすと
その時の情景がはっきりと浮かび上がってくるほど
しっかりと記憶に刻まれています。
そしてそんな私達を迎えてくれていた母の両親の
おじいちゃんとおばあちゃんは
とても優しく、いつも遊びに来た
私たち孫や娘たちに自分で打ったうどんや、
畑で採れた野菜などいろいろ食べさせてくれました。
その中でも特に印象に残っているのが、
帰郷の際、必ず出てくる、
畑で採れたトウモロコシです。
今思うと、この地方の方言の『とうきみ食べな~』
って言ってたのかなって思いますけど
『とうみぃ食べな~』って自分の記憶に残ってて、
畑で採れた茹でたてのトウモロコシ
をいつも私たちに食べさせてくれたんですよ。
今はもう二人とも他界してしまいましたが
この季節、トウモロコシを茹でて食べると
おじいちゃんとおばあちゃんを思い出し
今でも田舎で私たちを見守ってくれているような
気持ちになります。
普段、電子レンジでチンしている方も
茹でて食べてみると、
もっとおいしくいただけますので
是非やってみて下さいね。
そんな私の美味懐かしい気持ちになる
トウモロコシの茹で方です。
ひげは切らずに付けたままで(先っぽの茶色い所はハサミでカット)
身を覆う全ての皮は剥がさず、全体を覆う一重の皮だけ残して
トウモロコシ全体が浸かるよう鍋に水を入れる。
次に水の量に対して2パーセント位の量の塩を溶かし入れそのまま火にかける。
(フライパンなど浅いもので茹でる場合は落とし蓋など使うと茹でムラなく茹であがります)
沸騰してきたらそこから10分位茹でた後、
ざるなどにあげ、軽く塩を振って荒熱がとれたらできあがり。
あなたもどこか懐かしい味につられて幼い頃の事を思い出すかもしれませんよ…

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